英金融政策委員会6対3

昨日の投資家の警戒感も和らぎ、プラス方向へと向きました。きっかけになったのは、米株先物の上昇。ドル円は堅調に推移。株価の好調さだけでなく米債利回りの上昇が材料となり、一時110.7円にまで駆け上がりました。

米中通商問題が、深刻化する前の水準です。このまま111円台へとの期待を持ちたいところですが、東京時間終わり頃には値を下げ、110.6円につけています。

一方ユーロドルはと言うと、1.157ドルから1.155ドルまで下落。ただ大きな動きらしい動きはなく、欧州時間待ちの状態です。 米中通商問題が深刻化した時はどうなるかとおもいましたが、一安心です。しかしトランプ大統領のことだから、また何かしでかすのではと睨んでいるのは私だけでしょうか?

続いて注目の欧州時間、動いたのはポンドでした。1.310ドルにつけていたポンドドルは、1.326ドルまで一気に上昇。ポンド円も、144.5円から146.2円まで一気に駆け上がりました。

一体何があったのかというと、英金融政策委員会です。 英金融政策委員会は政策金利・資産買入枠の据え置きを決定しました。政策金利据え置きの票割れは6対3と、利上げ派が上回っています。

利上げ派増加によりポンド買いが加速。市場としては特に何もないと踏んでいただけに、ちょっとしたサプライズとなりました。 尚ユーロドルは1.15半ばから一時1.150ドルまで下落。

ドル円は東京時間にこそ110.7円につけていたものの、欧州時間になると上値は重く110.3円にまで落ち込みました。ポンド円が急激に上がったことで110.5円まで戻る場面はあったものの、方向感に欠けています。

信憑性に欠ける情報

昨日のNY時間で旋風を巻き起こしたのが、ECBの量的緩和終了に関する報道でした。しかし昨日は「匿名」でのタレコミだったので、信憑性に欠けます。

でもECBの要人達が絡むとなると、信憑性は高まります。 プラートECB専務理事は、インフレターゲット到達に自信を示しました。また独連銀総裁は「量的緩和終了は妥当」と示したことも、材料です。これらを受けてユーロドルは1.171ドルから、1.176ドルへと駆け上がりました。

一方ドル円も好調で、念願の110円台を突破しました。アジア株が全体的に好調だったこと。アジア株だけでなく欧州株やNY株時間外取引も堅調だったことが、材料となったようです。 最近の市場はヨーロッパ関係でピリピリとしていたので、やっと楽になれた感があります。

これを受けたNY市場のほうはといいますとNYダウは、2万5,146.39ドルで前日比+346.41ドルとなりました。3月半ば以来の高値水準です。中国がアメリカからの輸入を大幅拡大する方針を提案したとの話があり、貿易摩擦懸念が後退しました。

欧州時間には110円台につけていたドル円ですが、NY早朝には109.8円まで下落。でもNY株に助けられた形となり、ドル円は再び110円台へと舞い戻りました。一方ユーロドルはと言うと、上がりもせず下がりもせずな状態です。

ただ一時期1.18ドルに乗るか乗らないかまで上昇したのが、大きなポイントとなります。7日に1.18ドルに乗り込むのかどうかが、勝負の決め手となるでしょう。 さて来週にはG7サミットが予定されています。貿易問題がクローズアップされると思いますが、色々と難しくなる予感がします。